以前はブログを書く上で解剖学の図の著作権がネックになってまうけど、グレイ解剖学1918年版なら大丈夫とご紹介しました。
しかし一つだけだと痒いところに手が届かないんですね〜。
特に脳の画像は細かいためグレイ解剖学だけではどうしても分かりにくいのです。
画像出典:グレイ解剖学1918年版
なので他にも著作権フリーの解剖学がないかと探しみました。するとあるじゃないですか〜それが今回紹介する、アナトモグラフィーBodyParts3D/Anatomographyです!
画像出典:Anatomography
上の図は私がアナトモグラフィーを使って作成した画像です。脳だけでなく、内蔵や筋肉も色をつけてpng画像で作成可能なのです。
アナトモグラフィーとは?
wikiによると「解剖学を意味するアナトミー(Anatomy)と画法といった意味を持つグラフィー(-graphy)という言葉から作った造語」だそうです。3Dで解剖図を表示することができて、クリエイティブコモンズの派生ライセンスで利用可能なのです。
だれが作っているの?
生命科学領域で研究され公開されたデータベースはとても貴重なモノですが、維持や整理をするのはとても大変です。これを文部科学省から委託を受けて代わりに行っているのがライフサイエンス統合データベースセンターことDBCLS(Database Center for Lifescience)さんです。コンテンツには文献検索サービスや塩基配列の高速検索サービスを提供をされていて、その一つにアナトモグラフィーがあります。文部科学省って影で科学を支えてくれてるんですね〜
クリエイティブコモンズって?
グレイ解剖学1918年版みたいに著作権がなくなっているわけではなく、著作権は維持されているんですけどルールさえ守ってくれれば使ってもいいよ〜というライセンスです。ネットの時代にあった著作権と言えます。
ルールはそれぞれ違うので確認が必要なのですが、今回は著者の名前を明記すれば表示しても良いとなっています。文部科学省と作者の心の広さに感謝です。
どうやって使うの?
3Dモデルをゴリゴリ動かしながら作成する直感的なユーザーインターフェースになっています。目指したのはグーグルマップの解剖学版のようです。表示文字が日本語と英語の混合になっていて少し分かりにくいですが、使っているうちに慣れてきます。
また動画で分かりやすく使い方が紹介されています。動画ではverが古いものを使用されているので少し注意です。
うまく使えれば便利なので是非お試しを!