歩行分析 実際にペンギンの姿勢でロープをまたいでみた。

まずは動画をご覧下さい。

今回もペンギンがロープで転倒する動画を検証します。すごく転倒するので本当に難しいのかを実際にやってみました。

挑戦の経緯

以前にペンギン「ロープだ、ロープがあるぞ!」彼らがロープで転倒する理由という記事を書かせて頂きました。

彼らが転倒する理由を姿勢から考えると原因は以下の3点です。

  1. 股関節・膝関節屈曲90度
  2. 骨盤後傾
  3. つま先立ち

この3点にあります。効率的な2足歩行には股関節の伸展が必要ですが、屈曲位なのでとても効率が悪くなっています。

ペンギン

でも本当に転倒するほどキツいのか?頑張ればロープぐらいまたげるじゃないか?という疑問があり、ペンギンに挑戦上を叩き付けてやりました。

実際やってみてどうなの?

結果はあの姿勢の歩行は相当キツイです。

まず低重心でつま先立ちを真面目にとるとバランスがとれません。骨盤を前傾させて腰椎前彎を作れば安定するのですが、ペンギンは後湾なので許されません。

そして膝関節90度屈曲位で重心線から膝関節が遥か遠くに離れてしまうため大腿四頭筋の負担が半端じゃないです。そのため実際にやってみた「通常のペンギン」は画面端で倒れてヒーヒー言ってますね。

これで片脚立位を繰り返す歩行をするのだからC難度くらいあるはずです。

ペンギンさん疑ってごめんなさい、そりゃ転倒しても仕方がないです。

是非みなさんもチャレンジしてペンギンさんの気持ちになってみてくださいね。

できないあなたに攻略法

筋肉

以下の3点を頑張ってみましょう

機能的な体幹

骨盤後傾で体幹が潰れてしまうとバランスをとるのは厳しいです。体幹を長軸方向に伸ばしてから機能的に屈曲させると無茶な姿勢でもなんとか安定性が確保できます。

大腿四頭筋や大臀筋の筋力 

90度屈曲位ですから骨性の支持は期待できません。ですから下肢筋力はMMTで5は必要でしょう。

こうなったらスクワットです、大腿部の周径を10cm太くしてから挑むといいでしょう。

繰り返して練習

運動学習は強い武器です。ピラティスで鍛えてるペンギンを動画で確認しながら、教師ありモデルで小脳に働いてもらいましょう。

出演したペンギンの紹介

通常のペンギン

ペンギン普通

たぶん皇帝ペンギン。

運動習慣は週1〜2回のキックボクシング、他はweb担当のためPCの前に張り付いていることが多い。

基本的に運動音痴。

ピラティスで鍛えているペンギン

ペンギンピラティス

こっちもたぶん皇帝ペンギン。普通のペンギンと顔がそっくりに見える。

ピラティスのインストラクターの資格を持っていて、高校ではバスケの強豪高校に進学している。

キレの良い変態的な動きが特徴。口の中に眼鏡が見える。