足底を部分的に免荷したいなーってときありませんか。
僕は魚の目や下肢虚血による潰瘍とか、巻き爪、クロウトゥなどが思い浮かびます。
だいたいフットケアをメインに行ってもらって、僕は市販のインソールや100均アイテムを駆使しながら免荷をはかってみてました。
でもなかなか上手くいかないんですよねー。そこでPTジャーナルVol 50(9)をパラパラめくっていると面白そうなアイテムを見つけたので、
装具屋さんに相談してみたところ、サンプルをいただくことができました!
それがDARCO社制作 Med-Surg (メド・サージ)!足底の免荷が機能的にできる優れものです。選択肢のひとつになりそうなので、ご紹介します。
DARCO社制作 Med-Surg (メド・サージ)の使用感
外観は左右どちらでも履けるサンダル。
中の青いインソールがとれます。
で、インソールがすごいの。ハニカム構造みたいになってて、免荷したい部分だけとりはずすことができるんです!
母趾球あたりを免荷するとこんな感じ。
剥がしたところは、両面テープになっててスグに外せるし粘着力のある限り、くっつきます。
本当はチョークのようなものが付随して免荷場所が写せるようになっていて、外す場所がわかるそうです。今回はなかったので使用していません。
六角はかなり弾力があります。
思いっきりピンチしても、潰れることはありません。
実際に装着してみた!
装着した状態です。さきほど免荷した部分だけ、指で抑えたら凹みます。
ほかのところは抑えても凹みません。
実際に履いてみました。
踏み込んでも固い底を感じず、フワフワしています。
免荷されてる部分は、完全に浮いてるわけじゃくて触れてるので、触れるだけで痛いと厳しそうだけど、そうじゃなければ結構いいかも。
インソールの厚さが1cm程度あるので、装具越しじゃないと普通は履けませんが工夫しだいでは、他でも入るんじゃないかな。
しかし、免荷部分が外れるとかえって悪化あることもあるそうなので、注意が必要です。
欲しい人は装具屋さんに相談してみてくださいねー。
参考文献,HP:
宇野秋人,足部潰瘍に対するフットウェアの選択と効果判定,理学療法ジャーナル50(9),pp.839-846,2016