最近はスタッフの足を借りて、いそいそと筋肉に筆を入れています。これが頭を使って適度な難易度でおもしろいんですよ。はじめは実習生に触診を勉強して欲しくて始めたのですが、なかなかハマってしまいました。
骨格筋の形と触察法と見比べながら書いてくと、今まで漠然としていた筋や骨の大きさや3次元的な位置関係がはっきり頭にはいってきます。
しかし「ここまで大腿直筋て太いのか〜」と、イメージとのギャップに驚きます。
自分の解剖学知識の軽薄さに赤面してしまうこともありますが、やっぱり楽しくて喜々として書いています。
下肢前面
大腿直筋(RF)は思ってたよりとても太いです。
下肢外側面
残念ながらピンぼけ。
水色の部分が外側側副靭帯、赤がTFLで黄色がITBです。大腿筋膜張筋も触っているだけだと相当大きなイメージだったのですが、収縮を丁寧に感じて書いてみると赤い部分だけが動くことがわかります。
私がTFLだとおもってた膜上組織はほかの筋膜組織だと思われます。恥ずかし。
下肢内側面
内側は深層に内転筋郡が走っているのでグチャっとした外観になってしまします。
内側広筋の下に大内転筋が走行していて、内転筋裂孔を形成している腱部は内側上顆の上のほうで触診できます。
縫工筋と薄筋を収縮して頂いて書いていくと、その間に短内転筋と長内転筋が触れます。厳密な境界は私の触診じゃまだわかりませんでした。
下肢後面
後ろに回ってハムストリングスとガストロです。
腓腹筋内側頭がほとんど前から見えるくらいボリュームよくついていること、膝窩部は筋がほんとについてないなーというのが印象的でした。
てか足底筋と膝窩筋書いてないですね、、、
書いた手順とて思ったこと
まず楽しい。書かれてる方も勉強になります。
書き方はこんな感じ。
- 教科書の「骨格筋の形と触察法」で書いてある線を確認。実際にペンでお手本が書いてあるのでわかりやすい。あと検体の写真が豊富。
- 細かい形は解剖学書をみる。
- 立体的にイメージしたい時はアプリの3Dで筋肉が表示されるのをみてみる。奥の組織を書くときや迷子になったら役立ちます。僕はVisibleBodyを使いました。
- 触診でしっかり確認しながらペンで書く。触診とても重要、イメージだけで書かない。
今回はパテラから書き始めて、四頭筋を区別して外側→内側→後面→下腿前面と下記進んでいきました。
この写真は1時間20分くらいかかりました。だんだん早く書けるようになりたいですね。
あとわかりずらいですが、足部も書いてます。これが難しいんですよ。
爪で骨間をとらえるのと、迷ったら中足骨から書いてしまうのがポイントです。