写真は講師の中村尚人先生です。午前中は座学を中心に開催されました。
EVOLUTION WALKINGとはウォーキングメソッドです。人間の骨格の特徴を捉えて中村尚人先生が考案されました。概要から入って、動物の脊柱の動きと人間の骨格としての特徴の説明でした。
本質をすっと取り出して「こうなるでしょ?」とフットワーク軽く説明して、時折笑いを混ぜて記憶に残します。確かな確信がある言葉は斬新な内容でも不思議と腑に落ちます。
例えば脊柱の動きでは動物の動画を交えながら
「チーターは屈伸でしょ、もう素晴らしいから!ほーらあの腰椎見て!屈曲・伸展・屈曲・伸展、もう美しいよね!」
「ホラ魚は側屈でしょ、アザラシ面白くてね、側屈するのと屈伸するのが両方いるのね。」
「なら人間の特徴はなにか? チッチッチッ(時計の声マネ)回旋だよねー!」
「野生への回帰が大事だよ、でしょ?」
といった具合に講師が一番イキイキしています。なので会場もつられて楽しくなりグイグイと中村先生に引き込まれました。
印象に残っているのが対象が治るかどうかの話で、「正常になりっこない人を正常にするのは無理。できない人にはコンデショニングで一生支えなといけない。それが分かるだけでお互いにハッピーですよ。」と。お互いの立ち位置を明確にできているから確信を持って進めることできるんですね。
お昼近くになるとご飯を忘れて実技を開始!僭越ながら 私もケースになりながら実技は進みました。これだけ評価ができる先生に指導していただけるのは嬉しいような、代償パターンがばれて恥ずかしいような。
EVOLUTION WALKING 的なスクワットです。ポイントはミーアキャットのように体がしっかり起きていること、人間らしく股関節が伸展していることです。
スタッフ佛圓の回旋を評価と治療、鍵はTh11です。
Gait-Pendulum理論は腕の振り子がとても大切。
後方の肩甲骨が回旋のため相対的に内転位だけど、外転方向に力が入っているのはなんて呼びましょう?
最後はみんなでEVOLUTION WALKING!
みなさんお疲れ様でした、中村尚人先生ありがとうございました!